2009-01-01から1年間の記事一覧

「ホントに好きなの?」

「評価はするけど好みではない」というフレーズを僕も使うが、自分でも曖昧なところがある。いやむしろ曖昧にするための表現なのかもしれないが、評価と趣味は果たして分離できるものなのか、ということである。「あの子は美人だ、しかし嫌いな顔だ」これは…

談志と枝雀

一週間前の話になるが、「桂枝雀生誕七十周年落語会」ということで、はるばる名古屋まで行った。追善会とは言えど落語会なので出演者それぞれきちっと一席演じているからそれを一々書く必要があろうが、ゲストに立川談志を出したのが悪かった。その前に出た…

その3 村田英雄

強さと優しさを持っていて、はじめて「男」と呼ぶ。僕はこの二つとも欠如しているので、男児失格である。その僕も村田英雄を歌えば男らしくなる。出世作「王将」。あまりにヒットしたので歌番組に出たらコレばっかり。外にもイイのがいっぱいあるのに。「こ…

ワッハ上方

「ワッハ上方」という施設がある。またの名を(いや正式名か)「上方演芸資料館」。その名の通り、上方の演芸にゆかりのある品々を展示してある。橋本知事がこれを移転するとかしないとかでニュースにも出たので、ご存じの方も多いと思う。トこう書くとまる…

その2 春日八郎

三橋美智也と同様、昭和三十年代、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。三橋は民謡上がり(差別しているのではありません)なので、純粋に歌唱力だけ見れば春日八郎の方が上。でもヒット曲では足許にも及ばなかった。三橋美智也のヒット曲集などに入っている曲は、ホ…

恋しているんだもん

いまの島倉千代子がそう歌っても気持ちが悪いのに、たぶんこれを読んでる人は戦慄モノであると思う。ま、それはいいとして、僕は今日まで叶わず恋ばッかりしてきた。恋多き男デアル。で、思ったのだが、恋というのは異性に対してのみではない。ト言っても、…

その1 三橋美智也

三橋美智也――僕が一番好きな歌手だ。歌い手と言った方がいいかもしれない。いまの人は識らないと思うが、昭和30年代に旋風を巻き起こした。18枚がミリオンセラーになり、生涯でレコードを1億枚売ったスゴイひとである。このひとはこういう歌を歌っていて…

二度目のはじめまして

ブログを開設したのはいいが、三日坊主どころか一日で止めてしまった。単なる怠け者と言われゝばそれまでだが、好いように言わせてもらうと理想が高すぎる・・・と、書いている自分が若干引いているのだが、紛れもない「事実」である。尤も「現実」が低すぎるの…

はじめまして

何やら大それたタイトルを附けましたが、勿体無くも谷崎潤一郎のエッセイ「所謂痴呆の藝術について」のパクリです。mixiの方でも活動していますが、あっちの方は主に日常的なことを書いて、こっちでは趣味のことのみに絞って書こうと思います。僕の趣味とい…